残り87日 -音楽について(3)ライブ eastern youth-
これは今年で30歳になる私が、20代を終える焦りで始めたブログです。
30歳までの100日間、毎日30分は時間を取って書いてみようと思います。
ライブ13選
今回は5のeastern youthのライブについて書いてみる。
- 2009/03 New Found Glory @新木場スタジオ・コースト
- 2009/08 SUMMER SONIC -KASABIAN- @幕張メッセ
- 2011/07 The Music @大阪Big Cat
- 2012/09 Ringo Deathstarr @高円寺HIGH
- 2015/05 eastern youth @名古屋CLUB QUATTRO
- 2016/05 どついたるねん × 神聖かまってちゃん @恵比寿LIQUIDROOM
- 2017/06 eastern youth × KING BROTHERS @新宿LOFT
- 2017/10 The Zoobombs × Indus&Rocks @元住吉POWERS2
- 2017/11 踊ってばかりの国 @東京キネマ倶楽部
- 2018/08 Less Than TV -FUCKER,二宮友和,ロンリー- @渋谷 TSUTAYA O-nest
- 2019/12 radioDTM -折坂悠太,MOROHA- @新宿LOFT
- 2020/01 Bon Iver @Zepp Tokyo
- 2022/02 OGRE YOU ASSHOLE × カネコアヤノ @めぐろパーシモンホール
5. 2015/05 eastern youth @名古屋CLUB QUATTRO
eastern youthはスリーピースのロックバンドで、ライブも多く観に行っていて、思い入れが強い。書きたいことが多すぎて、もう少し時間があるときに改めて書きたいので、今回は簡単に。
これは自分にとって4回目か5回目のeastern youthのライブで、前ベーシストの二宮さんのラストツアーだった。「自分がeastern youthでできることは全てやりきった」という言葉とともに、二宮さんの脱退が発表されていた。アルバム「ボトムオブザワールド」が出た直後のことだ。
うかうかしている内に近郊のチケットが売り切れたので、名古屋まで夜行バスで向かった。
二宮さんはMCでも変わらず飄々としていた。たしか、街中で漏らしかけたみたいな話をしていた。吉野さん(エレキギター、ボイス)が横で笑っていた。田森さん(ドラム)はいつもと変わらずポーカーフェイスだった。ライブは新しいアルバムの曲が中心だったように思う。いつも通り、素晴らしいライブだった。
帰りは、観れて良かったと思いつつ、やっぱり寂しかったのを覚えている。自分自身の人生の諸々とも相まって、なんだか区切りのように思えた。
なお、今のベーシスト村岡さんはもちろん格好いい。
感じること、生きていくこと
これまで書いてきた1~4のライブは、それぞれが新しい感覚や刺激を与えてくれたライブだった。eastern youthのライブは自分に何を与えてくれただろうか。簡単にまとめるのは難しい。
初めて観に行ったのは多分2012年か2013年だが、その頃はまずライブのエネルギーに圧倒されていた。青筋を立て叫ぶ、吉野さんが格好良くて仕方がなかった。それから、eastern youthの存在が自分の中で大きくなるにつれ、ライブで感じるものも段々変化していった。
これまで書いてきたライブの思い出では、初めに暴れる楽しさ、次に踊ること、身を委ねること、を書いてきた。
あえて言うならeastern youthは、感じること、を教えてくれた。いつもライブでは目を見開いて彼らを観ていた。必死に何かを受け取ろうとしていた。楽しむというより、なにか切実な気持ちだった。
ライブハウスでは、音楽性、吉野さんの詩、バンドのたたずまい、周囲のお客さんまで、全てがかけがえのないものに思えた。
eastern youthというバンドが存在して、こうして演奏をしている。その事実がどれだけ凄いことか。それがどれだけ自分にとって有難かったか。
「人生の支え」とか「明日を生きていく力」、そういった表現とも少し違う気がしている。何と言うか、「生きていくこと」について感じさせてくれた、考えさせてくれた。それがあの頃の自分を生かしてくれたように思う。
eastern youthについては一旦ここまでにしておいて、また書こうと思う。