私の青年期

2022年11月に30歳になりました。焦っています。

残り86日 -私がハマったゲーム(1)マインスイーパーで学ぶ人生-

これは今年で30歳になる私が、20代を終える焦りで始めたブログです。
30歳までの100日間、毎日30分は時間を取って書いてみようと思います。

 

非ゲーマーがハマったゲーム

青年期にハマったのは、Windowsマインスイーパー、アーケードの麻雀格闘倶楽部のふたつである。

おろらくこの今週のお題「私がハマったゲームたち」が求めているタイプのゲームではない。

グラフィックがきれいな最新ハードのゲームやオンラインFPSでもなく、スマートフォンでできるアプリでもない。ノスタルジーを誘うようなかつて流行したゲームでもない。

 

正直、私はゲーマーではない。「今週のお題」に一度乗っかってみたいから、書いてみている。非ゲーマーが書くゲームのこと、という観点で見れば、少し書く意味もあるのかなと思っている。

 

マインスイーパー 熟練までの9ステップと人生

みなさんマインスイーパーはご存知でしょうか?(英語表記だとMinesweeperです)

少しマイナーかもしれませんね。

簡単に言うと、四角の枠にタイルが敷き詰められていて、そこに隠れているMine(地雷)以外のタイルをオープンしていく、というゲームです。マインが隠れていないタイルをクリックすると、その周りにいくつのマインが隠れているか「1」「3」といった数字が表示されます。「ここにマインがあるはず」と思ったタイルには右クリックで「フラッグ」を付けて目印とすることができます。

 

 

と、いうのはみなさん知っているのはないだろうか。Windowsにデフォルトで入っていたから、一定の年齢以上の人は触れたことがあるはずだ。どメジャーである。

物心ついた頃からMacを使っている生粋のシティーボーイ・ガールの方はすみません。

 

 

さて、マインスイーパーの熟練にはいくつかステップがある。人間の成長と同じで段階を踏むのだ。書き出してみると、以下のとおりである。

(0)勢いでクリックしまくればどうにかなると考える

これは主に小学生~中学生である。自分中心の世界観を持つ彼らには、ただ闇雲にクリックと爆発を繰り返す以上のことはできない。それで上手くいかないのなら、それはゲームのせいなのだ。

闇雲にクリックをした結果

 

(1)冷静になって数字の意味を考えることができるようになる

第二次性徴が落ち着き、中学3年生~高校生以降の段階である。自分中心の世界観を抜け出し、周囲への関心が強まる。「もしかしてこの『1』とか『3』という数字には意味があるのではないか…?」と考えられるようになる。恋愛というものに意識的になるのもこの頃だ。

 

(2)フラッグを使えるようになる

一般に、就職を前にしたモラトリアムの時期にフラッグは使えるようになるとされている。就職というゴールのため、逆算してプロセスを考える思考を培う中で、フラッグという手段を取ることができるようになる。

しかし、手段に溺れ、ゴールへ遠回りをしてしまうこともある。フラッグを完璧に置くことに時間をかけすぎてしまったり、就職対策サークルのようなもので人脈を築くことに夢中になってしまう。良し悪しである。

丁寧にフラッグを立てクリアした例

 

(3)終盤での失敗を重ね「運ゲーじゃん」と嘆く

フラッグを使うことを覚え、少し大人になったつもりになった時期の、ちょっとした挫折である。マインスイーパーにおいても、人生においても、最終局面で運が試されることがある。

「1」と「2」をどう考えても、2パターンのマインの配置が考えられ、他に判断材料がない。就職面接での唐突な「好きな動物は?」といった質問もそうだ。

そういった時の決断に、彼らは慣れてない。これまで努力や論理で積み重ねてきたものが、最後は運次第となることに耐えられないのだ。

オレンジの箇所のどちらかにマインがあるが、決めきれない

 

(4)数字の配列のパターンを覚える

運に左右されるという残酷な挫折を乗り越えた青年は、また前を向く。自身の万能感にさよならを告げ、先人の知恵へ敬意を払うようになるのだ。つまり、攻略法を検索する。

「なるほど、『1』『2』『1』と数字が横に並んでいる場合、『2』の箇所にマインはないのだな」、「『2』『3』『2』の場合は・・・」といった知恵に触れる。次第に、マインスイーパーもこれまで学校で受けてきた教育と同じく、基礎が大事なのだと彼らは気付く。

そして、改めて自分の人生を振り返り、自分が学んできたことをひとつひとつ確認し、良い自己PRを書くのだ。大切なのは派手な経歴ではない、しっかりとした土台である。

左側の「1」「2」「1」という所では、フラッグの箇所にマインがある
 
(5)パターンが身に染み付き、反射的にクリックができるようになる

トライ&エラーの積み重ねだ。人生は楽しいことばかりではない。「どうすれば自分がなりたい姿に近付けるのか?」。そう考え、1回の失敗で諦めることはしない。

もう、彼らは思春期を終え、自身のアイデンティティと真正面から向き合っている。

クリック、爆発!

リトライ

クリック、爆発!

リトライ

クリック、爆発!

リトライ・・・

クリック、クリック、クリア!

 

そうやって内定を勝ち取るのである。

 
(6)悩むべき箇所と、一旦置いておく箇所の区別がつくようになる

ひとつひとつの数字の配列をこなしフラッグを立てていく。だが、どうも判断がしづらい箇所が出てくる。時間は限られているのに、その箇所に時間をかけてしまう。

そういった際に、一旦その箇所は保留し別の箇所を進める、ということが必要になってくる。

社会人は常にマルチタスクを求められる。無理に答えを出さない、寝かせることも時には必要である。上司から難しい指示を受けた際、すぐに取りかかることばかりが正解ではない。一旦、散歩に出てもいいし、マインスイーパーをしてもいいのである。

 
(7)フラッグを使わない方が早いのではと考え、練習する

段々こなれてくると、その先の段階に進みたくなる。これまでのやり方を根本から見直す必要があるのでは、と考え始めるのだ。フラッグを立てるクリックの手間が惜しい、と。トライすることはいいことだ。

社会人もとりあえず一度Excelのマクロを勉強する。

 
(8)やっぱりフラッグは多少使った方がいいなと思い直す

白米の代わりにキヌアやカリフラワーライスを使ってみて、結局、雑穀米あたりに落ち着いたことはないだろうか?

海外へ行って「やっぱり日本が一番!」と思ったことはないだろうか?

Bluetoothイヤホンから有線のイヤホンに戻した経験はないだろうか?

 

結局そうなのである。フラッグを全く使わないのは、これまでのやり方とがらっと変わることになる。結局、馴染みのあるものや、やり方に落ち着いてしまいがちなのである。

こうして社会人の多くは、マクロを使えないまま過ごす。とある記事では、社会人の55.3%がマクロを使えないという。私も使えない。

 
(9)その後

この先を私は知らない。多分40歳くらいになったら分かるのではないでしょうか。

 

 

書き終えての感想

・就職活動をしなければいけない時期に、大学のパソコンでマインスイーパーばかりやっていたのを思い出して書いてみた。

・なぜこんな文章になったのかは分からないが、書き直す気力もない。

・▼おすすめのブラウザ版マインスイーパ

 マインスイーパー|Minesweeper Online

 クリック数などの効率が出てくるのが面白い。

 

paiza特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」

paiza×はてなブログ特別お題キャンペーン「私がハマったゲームたち」「ゲームでプログラミング力を試してみよう」
by paiza