31才まで残り36日 -言われて嬉しかったことの考察-
今週ひとに言われて嬉しかったこと。後輩に少し相談をしていて、これこれをこうしようと思っててさ、と伝えると後輩が「〇〇さん(自分)、やっぱすごいわ」と言った。それがやけに嬉しかった。
今日はなぜ嬉しかったか、ちょっと考えてみよう。大変気分が良かったので。
①声のトーン
・感嘆と驚きが混ざったたような感じで、心から言っているようなトーンだった。
②「すごい」という言葉
・「すごい」という単語の選択が良い。「良いですね」という言い方もある中で、「すごい」を選んでいる。英語にすれば、良いはNiceだろうが、すごいはGreatだ。この時点で、自分が「良いですね」では済まない印象を彼に与えたことが分かる。
③「やっぱ」という言葉
・「やっぱ」というのは「前からそう思っていた通り」という意味合いを含んでいる。後輩に以前からすごいと思われていた、ということになる。これは気分が良い。
・単に「すごい」と言わずに、「やっぱ」と付けたというのは、「以前から尊敬してましたよ」とあえてこちらに伝えようとする、好意みたいなものを感じる。
④ため口
・いつも後輩からは丁寧な敬語で話しかけられている。そんな彼が敬語にする余裕もないくらい、思わず心から言ってしまった、という印象を受ける。
改めて整理したことで、何故嬉しかったのかが良く分かった。
なお、後輩の真意が「やっぱすごい変」、「やっぱすごいきもい」だったという可能性は排除して考えている。だが、これが巧妙な会話テクニックだった可能性はなくはない。
自分は人に言われて嬉しかったことは結構覚えているし、それを言ってくれた人のことは、わりとずっと好きでいてしまう。疎遠になったとしても、心のどこかで親しく思っている。言葉ひとつで、自信が湧いたりふと心が軽くなったりする。
自分も同じように、そんな言葉をかけてあげられれば、と思っている。時にはその人への好意や敬意を示すため、この人は何て言われたら嬉しいだろうと意識的に考えて、声をかけたりもする。
ある意味これもテクニックと言っていい。自分の中ではこれを許容している。媚びているとか、偽善者だ、とかは思わない。その好意や敬意が本心であれば、それが相手に伝わるよう少し言い方を工夫してもいいだろう。そして好意や敬意がない相手には、そういう言い方をしない、とちゃんと線引きができていれば。
あなたが好きな人や尊敬している人には、ちゃんとそれを伝えてあげよう。できれば言い方も少し工夫して。「そういうところ尊敬してます」とか「頑張っててすごいね」でもいい。
あと、もし相手がHIP HOP好きなら「Respectしてるぜ」でいいんじゃないかな。多分マイメンになれると思う。