31才まで残り39日 -後輩との会話、防戦一方-
今日は会社の後輩と電車で30分ほど話した。普段はお互い別の勤務地で働いている。本社の研修で知り合い、会うのは今日で3回目だ。
会話は、会社の愚痴が主な内容だった。後輩は職場でのあれこれを恨むように、でも少し楽しそうに話していた。自分は励ましの言葉をかけたり、同情を示したり、自分の経験に引き寄せて助言したりした。もちろん自分も大いに愚痴った。
愚痴を吐き出して、自分が一定の満足を感じてからも、後輩の愚痴は続いた。それは想像以上に長く、段々疲れて相槌が上手く打てなくなってきた。「もしかして後輩自身にも問題があるのでは……?」何てことも思うようになってきてしまった。
後輩の愚痴を受け止めてあげたい、何か前を向ける言葉をかけてあげたい、とは思っていたから、どうにかそれらしい反応をし続けた。だが、こちらの曖昧な反応を見てか、後輩の愚痴が少しトーンダウンしてきた。「ああ悪いな。おれが飽きたって思っちゃったのかな、失敗したな」と少し申し訳なかった。
ところが、自分が電車を降りる際に後輩が言った「飲み行きましょう」はなかなか本気度が高そうだったし、自然な笑顔だった。もしかしたら彼は一連の会話にわりと満足してくれていたのかもしれない。良かった。
人は、話を聞いてくれる人を良い人だと認識するのだろう。自分もその傾向があると思う。
久しぶりに1対1の会話でこんなに聞き役に回った。日頃の人間関係ではなかなかないほどに。防戦一方という言葉が浮かんだ。
今度はユーモアでのカウンターで対応をしていきたいと思う。