私の青年期

2022年11月に30歳になりました。焦っています。

31才まで残り49日 -私とK-POP-

実は最近のK-POPに少し詳しい。K-POPは凄いことになっている。第4世代と言われるグループ達が毎週代わる代わる新曲を出していて、どれも面白い。

(G)I-DLE、IVE、LE SSERAFIM、aespa、NewJeans、XG、NMIXXなど、主だった女性グループでこれだけある。
男性グループには詳しくない。男性が対象の場合、自分にとってのアイドルはロックバンドだったりラッパーだったりするのかもしれない。

彼女たちは、それぞれが異なる世界観や価値観を表現していて、その多様さも面白い。

 

新しい音楽はジャンルを問わず一度は聴くようにしていて、これまでもK-POPはちょくちょく聴いていた。しかし、凄いなとは思うものの入れ込むまでには至らなかった。

今年K-POPを聴くようになったのは、NewJeansの存在が大きい。彼女からおすすめされて、MVを観て完成度に驚いた。アイドルにありがちな甘いところが本当にないし、音もアメリカの最新のポップスの音がする。パフォーマンスも良い。

少し前にNewJeansおじさんという言葉が流行ったのだが、自分も同じような反応をした。曲を聴いて、「このクオリティの高さおかしくないか?」とすぐさまバックグラウンドを調べ、「そっか、プロデューサーが凄い人なんだ」と納得をした。音楽好きはこういうことをする。プロデューサーが〜とか音楽的に〜とか言いがちなおじさん達は、昔からのK-POPファンに煙たがられているそうだ。日本におけるK-POP受容の歴史の1ページだ。自分はそもそもアイドル文化がわりと好きなので、NewJeansおじさんとは少し立ち位置が違うなと思っている。

 

冒頭に挙げたグループの中で、どれが一番好きかと聞かれると困る。彼らは次々に新曲を出すから、それこそ週替りで自分の関心も移っていく。畳み掛けるようにMV以外のコンテンツもアップされるので、段々メンバーの名前を覚え、性格が分かり、メンバー同士の関係性も分かってくる。自分がなかなか深いところまで来ているのを感じる。

最近のK-POPのコンテンツの豊富さは恐ろしい。MV、別バージョンのMV、MV撮影の密着動画、振り付け動画、ショート動画、他アーティストとのコラボショート動画、音楽番組、バラエティ、そしてファン作成のまとめ動画。YouTubeアルゴリズムも相まって、もう自分には逃げ場がない。

 

 

最近はとにかくメンバーの健康と笑顔を祈っている。昔はもう少し憧れのような感情もあったろうが、今は親心のような気持ちが強い。面白い変化だ。

アイドル文化の熱狂の主役は、やはり10代•20代のファン達だと感じる。30代男性はメインターゲットではない。もしかすると、だからこそフラットに楽しめるのかもしれない。彼女達の表現するものを素直に受け入れられる。

 

club snoozerというロック系のインディーミュージックをルーツにしたイベントで、NewJeansがかかった。深夜2時、おじさんも若者も熱狂し踊る。その姿は、自分にとって今年の大切なハイライトのひとつだ。


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